このシフターでこのリアディレイラーは動く? クロスブランド互換一覧
Shimano・SRAM・Campagnolo のシフター(変速レバー)とリアディレイラーが、 ブランドや世代をまたいで組み合わせられるかを、結論・出典つきでまとめています。リア変速は「シフター1クリックのケーブル引き量(mm) × RDの movement ratio = RDの横移動量 ≒ カセットのコグ間ピッチ」で成立します。互換はこの movement ratio が一致するかで決まり、段数はシフターとカセットが決めます。
掲載中の質問
✓ = そのまま動く / △ = アダプタで動く / × = 非互換
- × カンパニョーロ コーラス9速(旧標準)のシフターでコーラス11速(新標準)のリアディレイラーは動く?動かない。9速旧標準(movement ratio約1.4)と11速新標準(約1.5)は世代で比率が変わっており、同じ「コーラス」のブランドでも世代をまたぐ組み合わせはできない。
- ✓ スラム フォース(10速、DoubleTap)のシフターでレッド(10速)のリアディレイラーは動く?動く。フォース・レッドの10速モデルはどちらもExact Actuation系(movement ratio約1.3)に属し、グレードが違っても引き比は共通のため組み合わせられる。旧世代SRAMロードのアップグレードでよくある組み合わせ。
- ✓ スラム GXイーグル(12速)のシフターでXX1イーグル(12速)のリアディレイラーは動く?動く。GXイーグル・XX1イーグルはどちらもX-Actuation 12速系(movement ratio約1.01)に属し、グレードが違っても引き比は共通のため組み合わせられる。予算を抑えつつ上位RDの性能を得るEagleシリーズ定番の組み合わせ。
- ✓ シマノ Deore M610(10速MTB)のシフターでXT M786(10速MTB)のリアディレイラーは動く?動く。Deore M610・XT M786はどちらもDyna-Sys 10速MTB系(movement ratio約1.2)に属し、グレードが違っても引き比は共通のため組み合わせられる。
- ✓ シマノ XT M770(9速MTB)のシフターでスラム X.9(2:1)のリアディレイラーは動く?動く。XT M770の9速トリガー(シマノ標準系、movement ratio約1.7)とスラムX.9(2:1、約1.7)は比率が一致するため、MTB同士でもブランドをまたいで組み合わせられる。
- × シマノ XT M8000(11速MTB)のシフターでXT M8100(12速Hyperglide+)のリアディレイラーは動く?動かない。両者のmovement ratioはどちらも約1.1と数値は近いが、Hyperglide+(HG+、12速)は専用シフターでの使用を前提とした独立レジームであり、シマノ公式もレガシー11速シフターとの組み合わせを互換として案内していない。数値の近さだけで互換と判断しないこと。
- ✓ シマノ XT M8000(11速MTB)のシフターでXTR M9000(11速MTB)のリアディレイラーは動く?動く。XT M8000・XTR M9000はどちらも11速MTB系(movement ratio約1.1)に属し、グレードをまたいでも引き比は共通のため組み合わせられる。予算を抑えつつ上位RDの性能を活かす定番の組み合わせ。
- × シマノ XT M8000(11速MTB)のシフターでスラム X01(11速・X-Actuation)のリアディレイラーは動く?動かない。XT M8000(約1.1)とX01のX-Actuation 11速(約1.12)は差0.02で近接するが、本DBの許容差(0.015)を超えるため「数値的に一致」とは判定されず、実際にもインデックスがずれる。
- × シマノ XT M8000(11速MTB)のシフターでスラム X.9(1:1、9速)のリアディレイラーは動く?互換と断定できない。XT M8000(movement ratio約1.1)とスラム1:1系(約1.1)は数値上一致するが、独立レジームでありクロスブランド互換が一次情報・実使用報告のいずれでも確認できていない。加えて11速シフターと9速RDでは対応段数も異なる。数値一致は必要条件に過ぎず、確認できるまでは非互換として扱う。
- × シマノ XT M8000(11速MTB)のシフターでスラム XX1 Eagle(12速)のリアディレイラーは動く?動かない。XT M8000は11速MTB系(movement ratio約1.1)、XX1 EagleはX-Actuation 12速系(約1.01)で比率が異なる。現行シマノ12速MTBシフターへの乗り換えを検討すること。
- × シマノ XTR M9100(12速Hyperglide+)のシフターでXTR M9000(11速MTB)のリアディレイラーは動く?動かない。M9100(12速Hyperglide+、約1.1)とM9000(11速MTB系、約1.1)は数値上近接するが独立レジームであり、12速用の専用シフターは11速用RDでの動作を想定していない。XTRの世代を跨いだ買い替えでよくある勘違い。
- × シマノ XTR M9100(12速Hyperglide+)のシフターでスラム XX1イーグル(12速)のリアディレイラーは動く?動かない。どちらも12速MTBの最上位モデルだが、XTR M9100はHyperglide+系(movement ratio約1.1)、XX1イーグルはX-Actuation 12速系(約1.01)で比率が異なる。現行世代同士の『12速なら互換するはず』という誤解の代表例。
- × カンパニョーロ レコード11速のシフターでレコード12速(機械式)のリアディレイラーは動く?動かない。11速新標準と12速新標準はどちらもmovement ratio約1.5で数値上は一致するが、11速シフターは11クリックしか刻まないため12速カセットの全段には対応できない。加えて12速RDには公式のFGマーキング制度があり、11速時代の部品への遡及適用も確認できていない。
- × カンパニョーロ レコード9速(旧標準)のシフターでレコード11速(新標準)のリアディレイラーは動く?動かない。9速旧標準(movement ratio約1.4)と11速新標準(約1.5)は世代で比率が変わっており、最上位グレードのレコードでも世代をまたぐ組み合わせはできない。
- × スラム レッド eTap AXS(電動無線)のレバーでフォース22(機械式)のリアディレイラーは動く?動かない。レッド eTap AXSは無線電動プロトコル(RD内蔵モーターを直接制御)で、ケーブル引き量・movement ratioという物理量自体が適用されない。機械式のフォース22(Exact Actuation)とはプロトコルレベルで接続できない。
- ✓ スラム ライバル22(11速)のシフターでフォース22(11速)のリアディレイラーは動く?動く。ライバル22・フォース22はどちらもExact Actuation系(movement ratio約1.3)に属し、グレードが違っても引き比は共通のため組み合わせられる。予算を抑えつつ上位RDの変速性能を得る定番構成。
- ✓ カンパニョーロ ベローチェ10速のシフターでセンタウル10速のリアディレイラーは動く?動く。ベローチェ10速・センタウル10速はどちらもカンパニョーロ10速系(movement ratio約1.5、不均一引き)に属し、グレードが違っても引き比の系統は共通のため組み合わせられる。ただし10速系はクリックごとの引き量が均一でないため、通常の均一引きレジームとは異なる特性を理解して使うこと。
- ✓ スラム X01(11速、Eagle以前)のシフターでXX1(11速、Eagle以前)のリアディレイラーは動く?動く。Eagle以前のX01・XX1(11速)はどちらもX-Actuation 11速系(movement ratio約1.12)に属し、グレードが違っても引き比は共通のため組み合わせられる。
- × スラム X.7(MTBトリガー、2:1)のシフターでライバル22(ロード、Exact Actuation)のリアディレイラーは動く?動かない。同じスラムでもX.7はMTB用2:1系(movement ratio約1.7)、ライバル22はロード用Exact Actuation系(約1.3)で比率が全く異なる。同一ブランド内でもカテゴリ(MTB用・ロード用)が違えば非互換になる代表例。
- ✓ シマノ ソラ(9速)のシフターでスラム X.7 のリアディレイラーは動く?動く。シマノ9速(ソラ ST-3500)とスラム X.7(2:1)はどちらも movement ratio が約1.7で一致するため、アダプタなしでそのまま組み合わせられる。ブランドをまたぐ代表的な互換例。
- × シマノ ティアグラ 4600(10速)のシフターでティアグラ 4700(10速)のリアディレイラーは動く?動かない。同じティアグラでも旧世代4600はシマノ標準系(movement ratio約1.7)、新世代4700は11速ロード系(約1.4、10速仕様だが引き比は11速系)で比率が異なる。
- × シマノ ティアグラ 4700(10速)のシフターで105 5700(10速)のリアディレイラーは動く?動かない。どちらも10速だが、ティアグラ4700は11速ロード系のプラットフォーム(movement ratio約1.4)、105 5700はシマノ標準系(約1.7)で比率が異なる。『同じ10速』という直感が裏切られる代表的なトラップ。
- × シマノ 105 5700(10速)のシフターで105 5800(11速)のリアディレイラーは動く?動かない。105 5700はシマノ標準系(movement ratio約1.7)、5800は11速ロード系(約1.4)で比率が異なる世代交代の代表例。段数(10速→11速)が変わったのと同時に引き比も変わっている。
- △ シマノ 105 5700(10速ロード)のシフターでDeore M610(10速MTB Dyna-Sys)のリアディレイラーをアダプタで動かせる?アダプタ(JTek ShiftMate 6)を使えば動く。105 5700(シマノ標準系、movement ratio約1.7)とDeore M610(Dyna-Sys 10速MTB系、約1.2)はそのままでは非互換だが、ShiftMate 6が引き比を変換することで接続できる。JTek製品ページに『Shimano 10速ロードSTI×Shimano MTB 10速Dyna-Sys RD』の構成として明記されている。
- × シマノ 105 5800(11速)のシフターでスラム フォース22のリアディレイラーは動く?動かない。105 5800はシマノ11速ロード系(movement ratio約1.4)、フォース22はスラム Exact Actuation(約1.3)で、どちらも「11速」だが比率が異なるため正しく変速しない。
- × シマノ アルテグラ 6700(10速)のシフターでアルテグラ 6800(11速)のリアディレイラーは動く?動かない。アルテグラ6700はシマノ標準系(movement ratio約1.7)、6800は11速ロード系(約1.4)で世代とともに比率が変わっている。105の5700/5800と同じ構図。
- × シマノ アルテグラ 6700(10速ロード)のシフターでXT M786(10速MTB)のリアディレイラーは動く?動かない。同じ10速でもアルテグラ6700はシマノ標準系(movement ratio約1.7)、XT M786はDyna-Sys 10速MTB系(約1.2)で比率が全く異なる。段数が同じでもロード用とMTB用は別レジームである代表例。
- ✓ シマノ アルテグラ 6700(10速)のシフターでスラム X.9(2:1)のリアディレイラーは動く?動く。アルテグラ6700(シマノ標準系、movement ratio約1.7)とスラムX.9(2:1、約1.7)は比率が一致し、クロスブランドで組み合わせられる。
- ✓ シマノ デュラエース 9000(11速)のシフターでデュラエース 9100(11速)のリアディレイラーは動く?動く。9000系・9100系はどちらも11速ロード系(movement ratio約1.4)に属しており、世代(モデルチェンジ)をまたいでも引き比は共通のため組み合わせられる。
- ✓ シマノ Claris R2000(8速)のシフターでスラム X.5(2:1)のリアディレイラーは動く?動く。シマノ8速Claris R2000(movement ratio約1.7・シマノ標準系)とスラムX.5(2:1、約1.7)は比率が一致するため、アダプタなしで組み合わせられる。ブランドをまたぐ代表的な互換例。
- × シマノ 105 R7000(11速)のシフターでソラ RD-3500(9速)のリアディレイラーは動く?動かない。同じシマノでも、105 R7000(11速ロード)の引き比は約1.4、ソラ RD-3500(9速)は約1.7で movement ratio が異なるため、正しくインデックスされない。ブランドが同じでも世代・系統が違えば非互換になる代表例。
- △ シマノ 105 R7000(11速ロード)のシフターでXT M8000(11速MTB)のリアディレイラーをアダプタで動かせる?アダプタ(JTek ShiftMate 8)を使えば動く。105 R7000(11速ロード系、movement ratio約1.4)とXT M8000(11速MTB系、約1.1)はそのままでは比率が異なり非互換だが、ShiftMate 8が引き比を変換することで接続できる。ドロップバーで広いギアレンジのMTB用RDを使う「ミュール(mullet)」構成の定番。
- ✓ シマノ 105 R7000(11速)のシフターでアルテグラ R8000(11速)のリアディレイラーは動く?動く。105 R7000・アルテグラR8000はどちらも11速ロード系(movement ratio約1.4)に属し、グレードが違っても引き比は共通のため組み合わせられる。コストを抑えつつ上位RDの変速フィーリングを得る定番構成。
- × シマノ デュラエース Di2 ST-R9250(電動)のシフターでアルテグラ R8000(機械式)のリアディレイラーは動く?動かない。ST-R9250はDi2(有線デジタル通信でRD内蔵モーターを制御する電動方式)で、ケーブル引き量・movement ratioという物理量自体が適用されない。機械式のR8000とはプロトコルレベルで接続できない。
- ✓ シマノ GRX RX600(11速)のシフターでアルテグラ R8000(11速ロード)のリアディレイラーは動く?動く。GRX RX600・アルテグラR8000はどちらも11速ロード系(movement ratio約1.4)に属し、グラベル用と舗装路用のカテゴリが違っても引き比は共通のため組み合わせられる。
アクチュエーションレジーム(引き比)解説
互換の核となる movement ratio ごとの変速方式。数値が一致する方式どうしがブランドを越えて組み合わせられます。
- カンパニョーロ10速(不均一引き)(カンパニョーロ) ratio 1.50機械式 ・ 対応10速 ・ 収録型番4件
- カンパニョーロ新標準(Ultra-Shift・9〜12速)(カンパニョーロ) ratio 1.50機械式 ・ 対応9/11/12速 ・ 収録型番6件
- カンパニョーロ旧標準(8〜9速)(カンパニョーロ) ratio 1.40機械式 ・ 対応8/9速 ・ 収録型番4件
- シマノ Di2(電動・有線)(シマノ) ratio —電動 ・ 対応10/11/12速 ・ 収録型番1件
- シマノ デュラエース旧世代(1984〜1996年・6〜8速)(シマノ) ratio 1.90機械式 ・ 対応6/7/8速
- シマノ 11速MTB(シマノ) ratio 1.10機械式 ・ 対応11速 ・ 収録型番8件
- シマノ 10速MTB(Dyna-Sys)(シマノ) ratio 1.20機械式 ・ 対応10速 ・ 収録型番8件
- シマノ 12速MTB(Hyperglide+)(シマノ) ratio 1.10機械式 ・ 対応12速 ・ 収録型番8件
- シマノ 11速ロード(Tiagra 4700・GRX 含む)(シマノ) ratio 1.40機械式 ・ 対応10/11速 ・ 収録型番20件
- シマノ標準(6〜9速・10速ロード)(シマノ) ratio 1.70機械式 ・ 対応6/7/8/9/10速 ・ 収録型番20件
- スラム 1:1(7〜9速MTB)(スラム) ratio 1.10機械式 ・ 対応7/8/9速 ・ 収録型番4件
- スラム 2:1(8〜9速)(スラム) ratio 1.70機械式 ・ 対応8/9速 ・ 収録型番6件
- スラム AXS(電動・無線)(スラム) ratio —電動 ・ 対応12速 ・ 収録型番1件
- スラム エグザクトアクチュエーション(ロード10〜11速)(スラム) ratio 1.30機械式 ・ 対応10/11速 ・ 収録型番14件
- スラム Xアクチュエーション 11速(スラム) ratio 1.12機械式 ・ 対応11速 ・ 収録型番4件
- スラム Xアクチュエーション 12速(スラム) ratio 1.01機械式 ・ 対応12速 ・ 収録型番8件
互換DB 自転車コンポについて
シフターとリアディレイラーの互換可否を「結論先頭・表・出典明記」で提供する無料データベースです。 電動系(Di2 / SRAM AXS / Campagnolo EPS)の互換は 電動系の互換 を、データの検証方針は データについて をご覧ください。